昨今の夏は異常気象によりとても暑く、名古屋市でも35℃前後の暑い日々が続きました。
現在、地球の平均気温は、地球温暖化に加え、都市化によるヒートアイランド現象などの影響により、年々上昇する傾向にあります。
これらの現象を緩和するものの一つとして、ビオトープがあります。
ビオトープ(biotope)とは、ギリシャ語のbios(生物)とtopos(場所)という言葉を組み合わせた造語で、生物の生息・生育する空間を表す言葉です。
自然の保全と自然環境の復元を目的にドイツで始められた活動で、日本では20世紀末頃から全国各地の学校や公共空間で、小さな水辺空間などが整備されるようになりました。
池や川など水辺空間での整備イメージが強いですが、湿地・草地・森林・都市の街路樹や公園・草むらなども含まれます。
豊かな生態系をつくりだす活動として、近年、ビオトープへの注目度は高まっています。